油回収装置
船舶事故などにより多量の油が海へ流出すると、沿岸漁業を中心として大きな被害が発生します。このような事故では、流出した油が沿岸に押し寄せる前に、迅速かつ効率的に回収することが求められます。
流出油は海面を漂い、波にもまれ風に吹かれ広い範囲に移動、拡散します。やっかいなことに、時間が経つにつれて、その粘度が上昇し、回収を一層困難なものにします。
技術的には、流出油との戦いは流体をどのように制するか、につきるといっても過言ではありません。
北海道開発局様、近畿地方整備局様、日本作業船協会様、不動テトラ様は、油回収装置に関する特許を取得されています。その開発実験においては、弊社の流体技術を御利用いただきました。
弊社では、上記の方々との提携のもと、油回収装置の設計・製造を担当しております。
■プロペラ式油回収装置[エリミナ]
従来から問題視されていた、油回収器は水ばかり回収して、油は全然回収しないという欠点を完璧に克服しました。
プロペラで吸引された水はその場で排出されポンプでは油のみが吸引される。
双胴船への適用
(高い油回収効率が評価され、多くの国土交通省の環境整備船に採用されています。)