研究支援業務
■船舶バラスト水問題
世界中での船舶の移動に伴い、多量のバラスト水が国、地域を越えて移動しているが、その中のプランクトンが、排出された地域で生態系へ影響を与え、経済活動へも悪影響が生じる事態となっている。バラスト水とは、船舶の安全、プロペラの効率、姿勢調整などのために船舶のタンクへ搭載する海水のことであるが、世界中で年間約120億トンの海水が移動し、日本からは年間3億トンもの海水を外国へ輸出しているといわれている。
バラスト水には多くのプランクトンが含まれます、これが外国の生態系を破壊しています。
バラスト水中のプランクトン、細菌を一定数以下に減らす装置の義務化が国際条約化されました。弊社ではその装置開発や国の認定試験の支援をしています。
■実験による研究支援
流体技術は様々な分野の問題と深く関わっております。これらの分野の研究・開発をされる方々ヘ、模型実験による試験業務をおこなっております。
船舶の安全性 船舶の係留試験、転覆試験など
海洋土木の新技術 海底構造物、土木作業の自動化など
流出油問題 新型油回収機試験、回収性能試験など
海の環境間題 海底ゴミ回収、浮遊ゴミ回収装置試験など
以上の分野以外にも多くの分野の研究をおこなっております。
■海を使った研究支援
模型的研究の次の段階である海での実証試験をやるには、伊万里湾は恵まれた環境にあります。また、海洋データを得る海洋調査業務も行っております。設計・調査に資する数値計算業務も行っております。
海洋実証試験
・装置の実証試験・付着生物試験・水中航行体の性能試験他
調査
・海洋波浪、潮流計測・騒音計測・船体動揺計測
数値計算
・流体の流動計・船体運動の計算
■研究・開発に役立つ設備を造ります。
流体実験をされる 研究者、技術者のお役にたてる試験設備を製造・販売しております。 弊社が行ってきた試験業務の経験を活かし、研究者、技術者の特殊なご要望に応えてまいります。
これまで様々な実験を行ってきた経験を生かし、計測システムの構築や不規則波解析システムの販売等、ソフト面の対応も可能です。
造波機
弊社の得意技の1つです。様々な造波機を作ってまいりました。
水槽
主に環境試験用の水槽を作ってまいりました。
他施設
試験水槽に付属する様々な設備を作ります。
水中機器 ・・・ 底面移動レール装置
水槽の底面に設置し、機器を載せて電動で移動します。
LMガイドを利用しており、水中で位置決め制御が可能です。